2017年10月10日火曜日

平成29年10月10日

[絶対に負けられない戦い]

 いよいよ本日10日、衆議院選挙が公示となります。

 突然の選挙戦ではありますが、これからますます緊迫するであろう北朝鮮動向や、超少子高齢化など、内外を取り巻く難局を考えれば、このタイミングの選挙によってしっかり政治を安定させることが重要です。株価など市場を見ても、経済界でもそうした期待が強いことは明らかだと思います。
 「疑惑隠し解散だ」などと批判を受けることをあえて承知で衆議院を解散した総理の決断を受け、政治に対する信頼の回復に真摯に取り組むことを誓いつつ、この選挙戦を全力で戦う決意です。

 今回の選挙の最大の特徴は、選挙戦に至るまで一体どのような政党の枠組みになるかがわからなかったことです。
 私が衆議院解散の日の夜に出演したテレビの討論番組において、希望の党の議員と民進党の議員にそれぞれ今後の戦略を尋ねたところ、希望の党側は「理念重視の再編」、民進党側は「丸ごと希望の党への移行」を主張していてかみ合いませんでした。

 しかしその後のいわゆる「小池劇場」を見ていると、あの2005年の「郵政民営化是か非か」をめぐる政局とは似て非なる構図であることがわかります。
 2005年の総選挙で、当時の小泉総理は郵政民営化関連法案に反対した議員にもれなく自民党公認候補の対抗馬を立てました。しかし今回小池さんは、平和安全法制についてプラカードを掲げてまで反対していたほとんどの民進党の議員について、「実は賛成でした」と表明すれば希望の党に受け入れています。
 平和安全法制について賛同が広がることはありがたいのですが、国会議員の活動や有権者への説明はどれだけ軽いものなのか、そこまでして議員の地位を守ることが大事なのか、首をかしげざるを得ません。

 さらに不可解なのは「アベ政治を許さない」とその手法を独裁的と批判していた人たちが、小池さんや一部の執行部が決めたこうした方針を、何の議論もしないで黙って受け入れていることです。
 小泉元総理の郵政民営化関連法案についても、今年安倍総裁が示した憲法改正項目も、その後何時間も党内で議論していますし、後者についてはまだ結論が出ていません。多様化した現代社会にあって、重大な問題をきちんと様々な観点から議論して決めていくのは民主主義の基本ではないでしょうか。

 希望の党が一体誰を総理大臣にするのか、これからの政権の枠組みをどうするのか、急ごしらえの「消費税増税ゼロ」の代替財源や「2030年原発ゼロ」に伴うエネルギー価格など、わからないことが多過ぎて、とても私たちの未来を託す政権に値しないと感じるのは私だけではないはずです。
 一方の立憲民主党についても、筋を通したというより行き場のなくなった民進党の議員の互助会的な側面が否めず、しかもこの国難にあっていまだに平和安全法制はじめ様々な重要案件に反対しているところから、やはり未来を託すわけにはいきません。

 安倍政権になってから、雇用は200万人増え、正社員の求人倍率も調査開始以来初めて1倍を超えました。私たちはこの選挙を、自公連立政権の確かな実績を訴え、地域との絆を大事にして地に足をつけながら着実に改革を進め、国難突破をするための選挙と位置付けて全力を尽くして参ります。是非私のホームページにて詳細な政策をご覧いただき( http://www.shibamasa.net/seisaku.html )、最後の最後までご支援の輪を広げて下さるよう、心からお願い申し上げます!!